嘔吐・吐き気の文字がでてきます
不安な方はここで閉じてください
こんにちは、ゆみです
この記事では、
私が幼少期から苦しんでいる嘔吐恐怖症についてのお話をします
- 吐くことの恐怖心
- 他人が吐いてる姿を見るのが怖い
家族や友人でさえも、その場から逃げたくなる
嘔吐恐怖症は人生を歩んでいく上で、とても大きな悩みの一つと言えるでしょう
理解されない嘔吐恐怖症の辛さ
世の中にはいろんな恐怖症がありますが、
中でもなかなか理解してもらいにくいのが嘔吐恐怖症です
人からは、
『吐くのが好きな人はいない』
『吐くのは誰もが辛いし、嫌なもの』
と軽視されがちです
そんな恐怖症なんてあるの?
と言われることもあります
私は、
- 自分も他人も恐怖心がありますが、特に他人の嘔吐に抵抗があります
- 【嘔吐】【吐き気】この文字を見るだけでも、ザワザワしてきます
- 酔った友人が吐きそうと言えば、その場から即逃げます
- 旦那が酔っぱらって帰宅し、気持ち悪いと言ったらすぐさま家から飛び出します
こんなことをしていたら、冷たい人間だと思われてしまいそうですよね
でも、冷たい人間じゃないんですよ(泣)
ただ、ただ、怖いんです
動悸がするんです!
恐怖なんです!!!
臭いなんて絶対嗅ぎたくない!
その場に居合わせようもんなら、
目をつぶり
耳をふさぎ
息を止めます
心臓はバクバク、心拍数は上がります
もし見てしまったら、思い出したくないのに、思い出してしまいます
嘔吐恐怖症の原因は幼少期にあった

32歳になり改めて、
どうして嘔吐恐怖症になったのか考えてみました
おそらくの原因は幼少期にあります
私が4歳~5歳頃の出来事です
夕ご飯を食べ終え、母に抱っこしてもらってる時に母の服がいつもより臭い気がしました
(今思うと、気持ちが悪かったのかも)
そして母親と一緒に寝ますが、母親は私が寝ると家事をするため部屋からいなくなります
私は夜中に吐いてしまい、大きな声で泣き叫びました
お母さん来てくれないかな…
気づいてもらえるように大きな声で泣きました

でも、すぐ隣の部屋には父親が寝ています
『お父さん気づいて』と心の中で訴えながら必死に泣きました
でも、お父さんは来てくれなかった
結局1時間くらいしてから、母親が来て優しく抱きしめてくれました
辛かったね、ごめんね。と
文章にするのは難しいのですが、あの時の辛い気持ちは鮮明に覚えています
父親は何であの時、来てくれなかったのか
気づいてるはずなのに
大きな声で泣いてるのに様子も見にきてくれないのかな
私は幼いながらに悲しい気持ちでいっぱいでした
初めての嘔吐ではないですが、これが一番古い辛い記憶です
一年後、母と姉とお出かけした話
この話は、初めて人が吐いた時に怖かった話です
6歳の時に母と2つ上の姉でバスに乗り買い物に行きました
帰りのバスで姉が吐いてしまいます
その時心臓がバクバクし、座席を移動した記憶があります
その日は姉に近づけませんでした
私は6歳ですでに人の嘔吐で動悸がしていました
きっと、一年前に自分が吐いた時に父親がきてくれなかった出来事が嘔吐恐怖症になったのではないかと思います
そして32歳の今現在も嘔吐恐怖症に苦しんでいます
最近のエピソードを一つお話します
夜行バスでのエピソード

当時27歳
友人と夜行バスで東京ディズニーランドに向かう車内での話です
私は前から2列目、通路側に座ります
その前の座席に夫婦らしき男女が座りました
出発後すぐに男性が
『はぁはぁ(*´Д`)』
と苦しそうに下を向き、女性が男性の背中をさすります
(気になって脇から見てしまった)
私の頭はもうパニック状態です
この人気持ち悪いんだ!
吐くのかな?
その場で吐いたらバスから降りたい!
お願いだから吐かないで!
祈りながら、iPodの音量を上げます
心拍数も上がり、心臓バクバクです
ビニールの音なんて聞こようもんなら、いてもたってもいられません
目をつぶり、イヤホンを耳の奥の奥の奥に入れ、タオルで鼻をつぶし、ひたすら耐えます
背中をさすってる姿を見ただけで私の脳内は嫌な妄想が始まり動機がしてくるのです
なんとか休憩所のサービスエリアに着き、一緒に乗った友人に恐る恐る男女について聞いてみました
なんとその男女はバスに乗り遅れそうになったから走って乗車し、息切れしてたから背中をさすってただけの話でした
なーんだ、それだけか
その後のバスは快適に過ごせました
まさに取り越し苦労です
なぜ嘔吐恐怖症になるの?原因は知っておいた方がいい?

嘔吐恐怖症の程度は人それぞれで、バスに乗れない、居酒屋に行けない、いろんな症例があります
そして嘔吐することに恐怖心を抱く人には必ずトラウマや辛い体験が過去にあります
生きづらいので克服方法を調べたり、病院へ行くことも考えたりした時期もありました
でもなぜ嘔吐恐怖症になったのか、まずそれを知りたくなり過去を遡ってみたら本当の自分の気持ちを知ることができました
そしてそれを通じて別の悩みの解決策も見つけることができたのです
私の場合は、子供に怒ることはしない優しい父親ですが、母親には暴力を振るってました
昭和男の父は自分勝手で家族への配慮ができません
私はそんな父が嫌いで離婚してほしいと何度も母に言ったことがあります
でも
『親のことは嫌ってはいけない。』
と祖母から言われた一言で父親のことでモヤモヤしながら今まで過ごしてきましたが
嘔吐恐怖症の原因に気づいたことをきっかけに
【もっと父親からの愛情が欲しかった】と気づくことができました
これに関しては精神的に楽になりました
思い出して辛い場合もありますが、自分の気持ちを知ることは時には大切です
ただ、嘔吐恐怖症はウイルスや病気で避けて通ることが困難な場合が多く不安がつきないことがたくさんあります
パニックになる時もあります、そんなときは深呼吸してみましょう
そして克服するために頑張って焦る必要はありません
無理せず、あなたのペースでできることから少しずつ進めてくださいね