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【消化管アレルギー】胃軸捻転症疑いから一転|胆汁性嘔吐で緊急搬送
逆子のため帝王切開で産まれた息子 生後2日目から粉ミルクを飲ませました これが消化管アレルギーの始まりです 長い道のりだったので、4つの記事に分けて書いていきます 生後2日目~4日目|恐怖のスパルタ母 ...
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転院先は家から10分程の大きな病院です
夫も仕事から駆けつけることができました
夫は母親がいて心強かったでしょう
私はスマホを握りしめて、検査報告を待ちます
転院先での検査結果と今後の方針
検査内容と結果
腹部レントゲン:経時的に腸管ガス減少
超音波:幽門の肥厚と浮腫
消化管造影検査:胃からの造影剤通過遅延はあるものの、腸回転性異常を含む外科的疾患の可能性はない
この検査結果から幽門付近の消化管に浮腫とそれによる通過障害が起きて、胃からの通過が悪くなって嘔吐していると考えられた
考えられる病名
- 消化管アレルギー(ミルクアレルギー)
- 幽門の肥厚
幽門の肥厚は肥厚性幽門狭窄症にみられる所見だが、発症日が若いこと、胃の過蠕動(ぜんどう)がみられないことから可能性は低い
『幽門の肥厚』による『胃からの通過障害』を鑑別する必要がある
今後の方針
お腹の状態、超音波所見をみながら、哺乳を再開する
消化管アレルギーの可能性を考えて、母乳またはアレルギーミルクを使用する
(人工乳は使用しない)
ここまでのまとめ
生後2日目:ミルク、母乳を飲む→嘔吐
生後3、4日目:胃液を吐く、血便、体重減少
生後5日目:胆汁性嘔吐があり緊急搬送
転院先で精密検査消化管アレルギー(ミルク)が強く疑われた
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消化管アレルギーに幽門の肥厚を合併|一般的には知られていない病態
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